高知でのJリーグ帯同で心に残ったこと

 高知の春野総合運動公園で行われたサッカーJ3リーグ「高知ユナイテッドSC 対 AC長野パルセイロ」の試合に、長野側のチームドクターとして帯同してきました。
 パルセイロのドクターとしては3年目になりますが、高知が今年J3に昇格したことで、今回が初めての対戦となりました。

 実は以前、高知の病院で4年間勤務していたこともあり、高知のチームにもがんばってほしいという、少し複雑な心境での試合でした。

 試合は、後半43分に高知がゴールを決め、0対1で長野は惜しくも敗れてしまいました。

 高知は試合直前に監督が休養となるという非常に難しい状況下にありながら、チーム一丸となって勝利をつかんだ姿には、胸を打たれるものがありました。

 ただ、長いシーズンの中の一戦。
 試合後のロッカールームでは、監督が「次に向けて何をどう準備していくか」を冷静かつ熱く語り、選手たちを鼓舞していました。

 私自身も日々、目の前の患者さんに対してどうすればより良い対応ができるかを常に考えながら診療しており、監督の言葉はまるで自分に向けられているような気がしました。

 スポーツの現場で感じた学びを、日々の診療にも生かしていきたいと思います。