内科
内科では、風邪・腹痛・下痢といった急性の症状や、高血圧症・糖尿病・高脂血症などの生活習慣病の予防と治療を行っております。
また、内科を受診された患者さまが「腰が曲がってきた」、「身長が低くなった気がする」、「腰痛や肩こりがある」などの症状を訴えられた場合には、すぐに整形外科に対応を相談いたします。
ステロイドを使用しているなど、骨粗鬆症のリスクのある患者さまや、血液検査でカルシウムの数値が低い患者さまには、骨密度検査をすすめております。一方で、整形外科で投薬中に便秘や胃腸障害など何らかの副作用が起きた際には、すぐに内科で対応できるようにしております。
このような症状はありませんか?
● 咳・鼻水・のどの痛み
● お腹の調子が悪い(腹痛・便秘・下痢など)
● 頭痛
● 吐き気・嘔吐
● 立ちくらみ
● めまい
● 食欲不振
● 尿の異常(出にくい・近い・血が混じるなど)
● 前胸部のしめつけ(圧迫感)、痛み
● 脈の乱れ
● 動悸・息切れ
● 花粉症などのアレルギー症状
慢性的な疾患について
高血圧
血圧が高い状態が続くと、圧力がかかることで血管自体を傷めてしまうため、次第に血管が硬くなり動脈硬化へとつながります。
高血圧は、遺伝子的要因と生活習慣から起こる環境的要因が重なって引き起こされると考えられています。
脂質異常症(高脂血症)
血液中のコレステロールや中性脂肪が多いために起こる疾患です。体にとって余剰となる脂質は、動脈壁に張り付いて血管を狭く硬くしていき、動脈硬化の原因となります。
高脂血症の主な原因には、かたよった食生活・喫煙・運動不足・飲酒過多・遺伝などが考えられます。
生活習慣病
食事や運動、喫煙、飲酒などの生活習慣が深く関与し、それらが発症の要因となる疾患です。ある日突然、狭心症や心筋梗塞・脳卒中など命に関わる疾患を引き起こすことがあります。そのため生活習慣病は「サイレントキラー」と呼ばれています。
生活習慣を改善することにより、さまざまな疾患を予防することができます。「健康寿命」を延ばすためにも、適度な運動とバランスの良い食事を取ることが大切です。
消化器内科
消化器内科では、腹痛・下痢・便秘といった消化器のさまざまな疾患に対応しております。
消化器官は口から肛門まで続く器官で、摂取した食物を消化したり、栄養素を血液中に吸収させたり、消化しにくい部分を体から排出する役割を担っています。器官として、口・のど・食道・胃・小腸・大腸・肛門、また消化器の外部に位置している膵臓・肝臓・胆嚢(たんのう)なども含まれます。
消化器官に該当する器官・臓器は多くあるため、消化器疾患の症状も多数見受けられます。消化器疾患の症状は、1つだけが起こることもあれば、複数が同時に起こることもあります。
このような症状はありませんか?
● お腹の調子が悪い(腹痛・便秘・下痢など)
● 食欲がない
● 吐き気・嘔吐
● 血便
● 胃が痛い
● 体重が急に増えた・減った
● 胃もたれ
● 顔色が悪い
消化器疾患について
胃食道逆流症(逆流性食道炎)
胃の内の胃液や胃酸が食道内に逆流して起こる病気を、胃食道逆流症といいます。胸やけ、呑酸(どんさん)などの症状があることが特徴です。胃カメラで食道にびらんや潰瘍などの異常な病変が見られるものは逆流性食道炎と言います。
自覚症状として、空腹時や夜間の胸やけがあります。治療法としては、胃酸の分泌を抑える薬を服用します。日頃の生活習慣として、胃酸の分泌を促進する脂分の多い食事や、刺激の強いもの、アルコールは極力避け、適度な運動とバランスの良い食事を取ることが大切です。
胃潰瘍
胃潰瘍には、急性的な胃潰瘍と慢性的な胃潰瘍があります。症状としては、食後にみぞおち周辺の痛み、背中の痛みが起こります。
原因としては、胃酸の消化作用によって自身の胃の粘膜が攻撃されるために起こります。治療としては、胃酸を抑え、胃の粘膜を修復する内服薬を投与します。規則正しい生活習慣をすることにより胃潰瘍を予防することができます。
大腸がん
大腸がんとは大腸にできる悪性腫瘍です。ライフスタイルの欧米化などから近年増加傾向にあり、今後も長期的にこの傾向は継続することが予想されています。症状が起こる年齢は40歳代から増加し、高齢になればなるほど上昇します。
症状としては、血便、便秘、下痢や嘔吐など、多くの腹部の症状が表れます。検診の便潜血陽性で発見される機会が多いですが、早期の場合では症状がほとんどないことも特徴です。
消化器疾患と生活習慣について
消化器疾患の多くは、生活習慣病との関わりが深く、消化器疾患になる原因でも、飲酒や喫煙・運動不足・食生活といった生活習慣が関係しています。そのため消化器疾患の予防として挙げられるのは、規則正しい生活習慣を行うことです。
規則正しい生活習慣を行うことで、絶対に消化器疾患にならないわけではありませんが、リスクを低くすることはできます。また、食道がん・胃がん・大腸がんといった病気も年齢を重ねるごとに発生するリスクが高くなります。
そういった疾患は症状だけでは判断することが難しいため、定期的に検査をすることが大切です。生活習慣が乱れている自覚のある方や、消化器疾患の症状が見受けられる方は、早めに検査を受けるようにしましょう。