第13回 日本ダンス医科学研究会学術集会に参加してきました

 様々なスポーツのケガに対応するには、それぞれのスポーツの特徴を知ることが必要だと思っていましたが、バレエだけはやったことも生で見たこともなかったため、以前からチャンスがあれば勉強したいと思っていました。

 そんな時に日本ダンス医科学研究会の存在を知り、学術集会を3年ぶりに現地開催をするということで、京都に行ってきました。

 バレエダンサーの外傷や障害に対する診察のポイントや治療の工夫がメインのテーマでしたが、社交ダンスやブレイキンについての発表もあり、1日を通してとても勉強になりました。

 そして学術集会の最後には、実際のダンスパフォーマンスを観ることができました。

 日本で唯一のクラシックバレエ専門学校である京都バレエ専門学校の学生による足の基本動作の解説から始まりました。プリエやターンアウトと言った用語も初めて聞いたのでとても勉強になりました。その後は専門学生の演技とプロのバレエダンサーによる演技もあり、芸術の素晴らしさを知ることができました。

 バレエに続いて、BodyCarnivalという京都を拠点に活動しているブレイキンのダンスチーム(現在世界ランキング1位)のパフォーマンスがありました。パワームーブやフリーズといった技の解説から始まり、実際のバトル(踊りを見せ合い戦うこと)も観ることができました。2024年パリオリンピックでメダル候補のAYUMIさん(全日本選手権2連覇中)のダンスは圧巻の演技でした。

 今回の学術集会を通して知り得た知識を、これからの診療に役立てていきたいと思っております。

 しかし、ブレイキンはとてもカッコよかったので、誰かに教えてもらいたいです。

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