リングドクター

 高知市で開催された『第40回黒潮ダイナミックファイト』(黒潮ボクシングジム主催)にリングドクターとして参加してきました。

 激しい試合の連続でKOやTKOによる決着も多く、ファンの方々はかなり楽しめた内容だったと思います。

 試合当日のリングドクター業務は、

 試合前後のメディカルチェック、非公開で開催されるプロテストや試合中のダメージチェック、ドクターストップの判断、初期治療があります。

 選手としての運命や生命に関わる業務であり責任重大のため、試合中は心の中でずっと「もっとうまくディフェンスしてよー」とか「その倒れ方はやばい」等々、ハラハラドキドキの連続で気が休まる暇がありません。しかし、今回試合中に呼ばれるようなアクシデントや試合直後に何らかの問題が発覚するようなことがなかったため、10年以上プロボクシングのリングドクターをさせてもらってますが、業務後の疲れが一番少なかったように思えました。

 試合に出場した選手やそのチーム、大会の運営をされていた黒潮ボクシングジムチーム、日本ボクシングコミッションの方々、リングドクターのチームを組んでいる脳神経外科医の青木先生、本当にお疲れ様でした。

 ※写真は、大会のポスターとリングドクターからの目線(エキシビジョンマッチの時に撮影)です。